道東キャラバン2005　4日目　知床五湖

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　知床五湖「三湖」

さあ残り三湖～五湖も元気に行きますよ～！
左写真が三湖。
中央に浮かぶ島？が印象的な湖。

ここでも携帯で自分を撮影しているフクちゃん・・・。
そんな寂しい姿に見兼ねて皆で記念撮影。

さあ残り二つ、次の四湖を目指しましょう！
ここまで来るとさすがにみんなお疲れのご様子。
さっちゃん隊長は、ビデオカメラをシノに託してタオルを片手に最後の力を振り絞ります。
一番張り切っていたタクローも、腰を抑えてダウンぎみ。

そして突然座り込むフクちゃん。
「パパ～あの葉っぱにカエルさんが乗るの？」「うん、そうだよ！（パパ）」「カエルの歌が～聞こえてくるよ～♪」と、元気に歌う子供にビビッてしゃがみ込んでしまったようだ！

本当にカエルが嫌いなようです。
この湖に浮かぶ水草は、ネムロコウホネという植物。
この他にも知床五湖には、ミズバショウやミツガシワといった湿地帯に生息する植物を沢山見ることができます。
どの植物も5月頃に美しい花を咲かせ、その地下茎（イモ）は、ヒグマの好物と言われているそうです。

またまた団体の皆さんと遭遇！
今回は、女性のガイドさん。
何を話しているんだろう？と、近寄って見る。
「皆さんあの木を見て、何かに気づきませんか？」と、話している。
なんと！ヒグマが木で爪を研いだ跡が！！

すかさずその木に立つフクちゃん（左写真）。
「ということは、ここにヒグマがいたってことですか？」と、ガイドさんに尋ねるお客さん。
「爪跡は古いものなので安心して下さい。」と、ガイドさんののんきな回答。
何？古い！この辺一帯は半径500m以内に必ずヒグマがいるという世界で最も高いヒグマ密集地帯だということを知っているのだろうか？
こうして世界自然遺産になると、やたら地域の勉強不足のガイドが多くなるのがどうも許せないキャラバン隊であった。
ここは、探勝歩道の一番奥地、ヒグマの存在を再認識し、ビビリながら先を急ぐことに。

原始林の探勝路が続く中、やっと湖が見える場所を発見！
「やったぁ～！四湖についたぁ」と、シノが張り切って湖岸に走るとそこには、三湖という文字が書かれた看板が・・・。
「えっ！まだ着かないの・・・。」肩を落とすシノ。
とりあえずにっこり記念撮影。
一方タクローは、カッポリとくり抜かれたような大木を見つけ、その中でおおはしゃぎ。
疲れのせいか、意味のない行動が目立ってきました・・・。

　知床五湖「四湖」

歩き始めて約1時間、ようやく四湖に到着！
ここからは、カムイワッカ湯の滝が流れる硫黄山を望むことができる。
この美しい景色に心ひかれ、湖畔で風景画を描いている人がいた。
そ～っと後ろから絵を覗き込むシノ。

そして「私も描いてもらえますか？」と、突然意味不明な事を言い出した！
「すいませ～ん！」と、シノを引きずリ戻して最後の五湖を目指す。
あと約100mで五湖に着くようだ。

ここで今まで写真撮影に専念していたユウちゃんが突然叫んだ！
「おぉ～～～！？！熊がいるぞぉっ！」、「えっ！クマ？？」皆が驚く！
ユウちゃんが必死で撮影したヒグマ（右下写真）をご覧下さい。
追っかけて興奮気味に撮影したせいか？ちょっと見難いですが、中央に黒い物体があるのがおわかりになりますでしょうか？正しくこちらを見ながら山奥へ逃げるヒグマです。
ユウちゃんの大声にヒグマもビビッて逃げ出してしまったということ。

「とうとうヒグマを撮影したぞぉ～」と、興奮気味のユウちゃん。
知床五湖には、本当にヒグマが生息しております。
ヒグマに出遭っても絶対に近寄ったり、なでたり、餌を与えたりしないで下さいネ！
あと、リュックサックなどに絶対食べ物を入れて歩かない事。
ヒグマの嗅覚は3km離れた場所でも嗅ぎつける程すごいのだ。
大勢で声を出しながら歩く事が危険から身を守る手段なのです。
もしも出遭ったら持参した熊よけスプレーを噴射しながら逃げるのみ！
熊よけスプレーもなく、向かって来られたらもう戦うのみ！なのです。
特に親子熊は要注意です。

　知床五湖「五湖」

ヒグマを撮影した興奮がさめないまま、最後となる五湖に来た。
知床五湖の中で最も小さな湖。
アメンボや鳥達が優雅に泳ぐ姿を見ることができた。
知床五湖全てを制覇し、さっちゃん隊長も満足のご様子？
「いえ・・・。汗だくです。」と、タオル片手にコメント。

五湖それぞれに特長ある湖。
ご覧の皆さんは、どの湖が気に入りましたか？
この大自然がそのまま残る知床五湖探勝歩道を是非一度、歩いて見て下さい。
このリポートには書き切れない発見が沢山あります。
さあ、知床五湖を満喫したキャラバン隊は、一路観光遊覧船で賑わうウトロ港へと戻って、昨年の道東キャラバン2004でも紹介したオロンコ岩へと向かいます。
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